短期滞在ビザをまるごと解説/観光・親族訪問・商用など

短期滞在ビザとは

短期滞在ビザとは外国人が日本に一時的に滞在するためのビザのことです。

滞在する目的は様々で、観光ビザや親族訪問ビザとも呼ばれることがあります。

短期滞在ビザで来日する場合は外国人の本国にある日本大使館などで短期滞在ビザの発給を受ける必要があります。ただし、ビザ免除国に該当する場合は短期滞在のビザをとらずに来日することもできます。

ビザ免除国一覧

短期滞在ビザの滞在目的

まずは出入国管理及び難民認定法の別表第一の三をみてみましょう。短期滞在の活動がかかれています。

本邦に短期間滞在して行う観光、保養、スポーツ、親族の訪問、見学、講習又は会合への参加、業務連絡その他これらに類似する活動

引用　出入国管理及び難民認定法

短期滞在ビザで滞在する目的は様々です。具体的な活動は以下のようなものがあります。

• 観光目的
• 保養、療養、病気治療のため
• アマチュアスポーツ大会やコンテストなどへの参加
• 知人や友人、親族などを訪問するため
• 見学や視察のため　
• 講習や説明会への参加
• 無報酬の講義や講演をするため　
• 商談や市場調査又は宣伝するため
• インターンシップ　
• その他、収入や報酬を受けることのない活動のため

審査のポイント

短期滞在ビザの審査ポイントは大きく分けて3つあります。

1.報酬の有無

短期滞在ビザは収入を伴う事業を運営する活動又は報酬を受ける活動はできません。来日後の活動内容に報酬の受け取りがあるかどうかを審査されます。

2.活動内容の信ぴょう性

短期滞在ビザは日本に来日する手段として認定などと比べると比較的簡単な手続きであります。そのため良くも悪くもたくさんの外国人が来日するため、外国人が日本で行う活動に十分な信ぴょう性が認められること(嘘がないこと)が必要であります。信ぴょう性を確かめる例としては次のようなものがあげられます。

①観光の場合

• 日本での宿泊先が証明できるもの
• 滞在予定表など

②親族訪問など

• 招へい理由書
• 滞在予定表
• 親族との関係を証明するもの
• 身元保証人の住民票
• 身元保証人の納税・課税証明書など

③商用の場合

• 招へい理由書
• 滞在予定表
• 所属機関の営業許可書の写し
• 登記簿謄本
• 商談資料
• 企業間の契約書など

3.滞在期間

滞在期間は90日若しくは30日又は15日以内の日

申請書類と必要書類の一覧

申請人の申請書類

1. ビザ申請書
2. 本人の顔写真
3. 本人の旅券
4. 招へい理由書
5. 身元保証書
6. 滞在予定表

身元保証人の必要書類

1. 住民票
2. 在職証明書
3. 納税・課税証明書

※滞在目的や申請人によって必要書類は異なる点に注意。

短期滞在ビザの在留期間更新許可申請書の書き方について

短期滞在ビザでは原則延長はできませんが、イギリス、ドイツ、スイスなどの一部の国では6ヶ月以内の滞在が認められています。これらの国の外国人は90日を超えて滞在する場合には入国管理局において在留期間更新手続きを行う必要があります。

まずは短期滞在(更新期間許可申請書)をダウンロードしましょう。

短期滞在ビザの記入例

まずは申請書1ページ目の1～16の項目は在留資格変更許可申請書の記入例で説明しているので参考にしてください。

次に申請書2ページ目の説明をします。今回は観光の滞在目的のケースを前提にします。

17　観光にチェックをいれます。

18　観光した場所を記入します。例えば観光目的で東京に滞在していた場合は「東京にて観光」と書きます。

19　今後の観光する地名を記入します。例えば、「京都にて観光」と書きます。

20　出国する予定日を書きます。また、「成田」などの予定港名を書きます。

21　航空券があれば有にチェックし便名を書きます。

※　なお、更新する際は帰国する際の航空券のコピーを添付資料として提出したほうがいいでしょう。

22　所持金を書きます

最後に申請人が自署して終了です。

以上が短期滞在ビザの全容になります。是非あなたのビザの申請に役立ててください。